エアコンなしの事務所の二階では、なかなか「目録づくり」も進まず、まだ1/3位ですが、やっと少し涼しい日もあり、ピッチを上げて行きたいと思います。
表紙や内容、出版年月日 著者、それと大切な親族の「誰の本」や「落書き」「メモ」などの写真を撮って、それをこのサイトの 三銀蔵ミュージアムの06-三銀蔵文庫に貼り付け、写真からタイトル等、文字に起こしてもらっています。 片っ端から写真を撮って行ければいいのですが、ある程度 分類しながらになりますので、キキトして進まず時に涙が出そうになります(笑) 古くは、江戸中頃の和紙で出来た本から、平成に入ってからの印刷物もありますが、虫に食われたり、カビなどの腐朽菌にやられたのではない「劣化」の仕方をしている本(紙)もあり、かえって和紙の古い本の方がきれいで、新しい本の劣化が激しい事もあります。 又、第二次世界大戦の戦中、戦後に発行された本は、製紙の原料も乏しくかなり質が良くない紙が使われています。 それらを長期に保存しようと思うと ・本に既にいる虫の駆除や汚れ湿気をとる ・目録と合わせた番号を本につける。ただしラベルの紙や粘着物の質への配慮。 ・蔵に片づける時の本棚( 虫や誇り紫外線、湿気から守る)をどうするか などなど、次々と考えなくてはなりません。 ホッチキス(ステイプル)の針や釘と行った金属、戦後に出来た化学合成で作られた接着剤やプラスチィク類も、よく考えないと保存の為には良くない事を身をもって見ているので、いやはや「早い、安い、便利」といった現在使っているものが利用しない方がよいようで、そういう物を選んだり判断するのにも時間がかかります。 |