蔵の片付けから始まった「三銀蔵」をめぐる歴史への旅。
蔵から出てきた物や資料に目をむけてみると、先祖からつながる多くの子孫に「伝え」、まだ見ぬこれから生まれる子供たちに「つなげる」努力をするのが、私たちの世代のお役目ではないかと思うようになりました。 . ぐちゃぐちゃの蔵から出てきた物の中から、ご先祖は江戸時代、甲賀の神社の社僧(お坊さん)という今ではイメージ出来ないポジションにいつつ、多賀大社の今はなき「坊人(ぼうにん)」という重要なお役目を担っていたとわかりました。 建物は、江戸後期、彦根藩を偵察にきた若かりし日の伊藤博文等をかくまったという明治維新前夜の秘史の舞台だったと知りました。 明治維新の後、しばらくして神主に転向していますが、その軌跡を追うと1000年以上続いた日本の文化のベースとなる神仏習合時代から、明治以降、神様と仏様が分離され国家的な神道から第二次世界大戦後の政教分離に至るまでの120年の過渡期をどのように生き延びたか垣間見る事ができ、教科書で習わないリアルな歴史が現在も影響していることがわかりました。 小さな蔵ですが、あまりに資料が多く、個人レベルでつまびらかにして行くのは、とても時間がかかりますが、少しずつこのサイトで紹介していきたいと思います。 |
・今まで調べた事を順次「三銀蔵ファミリーヒストリー」で報告しています。 こちら→
蔵から出てきた物を随時ご紹介して行きます。.
活動や更新履歴などをつづります。.
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