親戚の家に行った時に、本棚にあったこの「江州人」という本に目が行きました。.昭和36年に出版された本です。 ところが、そこから目をすこしずらすと、なんと! もっと昔の和紙で綴じられている「古事記」があるではないですか!! それまではあまり感心がなかったのだけどで、少しずつ、色々な話を92才のおばちゃんに聞いていくと、この家はちょっと普通じゃないぞと驚くことばかり。私にとっては、祖父の実家になり本家という事になりますが、あまりにも知らなかった事が多すぎる。しかも、「坊人」というちょっと特殊な家業だった事がわかってきました。
その他にも、この建物に明治維新のドタバタ、桜田門外の変の後、彦根藩の偵察に来た若かりし伊藤博文をかくまったという事がわかったり…。ふぅ。 とりあえず、多賀町文化財センターの皆さんのご協力を得て、蔵にあるものを出して、調査する事になりました。 怒涛の三銀蔵をめぐるドタバタな冒険のはじまりです。 まもる・つなぐ・しまう 簡単な事ではないと、しみじみ身にしみておりますが、乗り掛かった舟。どの方向に行くのやらわかりませんが、何か残せればとこのサイトをボチボチつくる事にしました。 一つ、変化があったのは、母が結婚する前に既に亡くなっていた祖父母や更に何代も前の先祖や親族が身近になり、その生きてきた歴史を未来の子孫に残していくのも、今を生きている私たちの世代の務めじゃないかなと思いはじめた事でした。. |